先週は胃腸炎で寝込み、家族とのピクニックをキャンセルすることになりました。
ようやく体調も回復し、
「これで一安心。」
そう思っていた矢先のこと。
今度は右目に強い痛みを感じるようになります。
光を見るだけで目を開けていられず、涙が止まりません。
診察を受けると、
「角膜に小さな傷ができています。」
と、診断。
原因は一つではありませんでしたが、医師からは長時間のコンタクト装用や傷ついたレンズ、さらに外的な刺激など、複数の要因が重なった可能性が高いと説明を受けました。
今回は角膜の傷をきっかけに気付いた「目の健康」と「夫婦のコミュニケーション」について書いてみようと思います。
朝起きると目が開けられない
その日の朝、目を覚ますと強い違和感がありました。
右目がかすんでいて、視界がぼんやりしています。
部屋の照明や外の光を見るだけで鋭い痛みが走って涙も止まりません。
目を開けていること自体が苦しい状態でした。
実は20代前半の頃にも仕事中に鉄粉が目へ入って、角膜を傷つけた経験があります。
その時と痛み方がよく似ていて、
「これは角膜に傷がついているかもしれない。」
そう直感しました。
思い返せば数日前から職場の朝礼で蛍光灯を見るたびに妙な眩しさを感じていました。
寝不足のせいかなと思っていましたが、この頃から少しずつ異変は始まっていたのかもしれません。
さらに当時はちょうど花粉や黄砂の多い時期でもありました。
「花粉や黄砂で目が疲れているのかな。」
そんなふうに軽く考えてしまい、すぐに眼科へ行こうとは思いませんでした。
この時点で受診していれば悪化せずに済んだかもしれません。
目に違和感が出た当日はハードコンタクトレンズの定期検査を予約していました。
時計を見ると、すでに午前10時半を過ぎています。
夜中に娘のミルクで起きたこともあって少し寝坊してしまっていました。
急いで支度を始めますが、その途中でも時計の光がいつもと違って見えます。
光がにじみ、少し歪んで見えるのです。
「いつもと見え方が違う。」
そう奥さんへ伝え、大急ぎで眼科へ向かいました。
診察は午前12時まで。
「間に合うだろうか。」
焦る気持ちでいっぱいでした。
病院へ向かうまでのすれ違い
病院へは一人で向かいました。
右目は開けていられなかったため、タオルで押さえながら歩きます。
本当は車で送ってもらえたら助かる。
そんな気持ちはありました。
でも2週続けて家族の予定をキャンセルしてしまったこともあり、
「送ってほしい。」
とは言えませんでした。
駅まで歩き、電車へ乗ります。
タオルで顔を押さえたまま立っていたので、周りから見れば不思議な人に見えていたかもしれません。
でもその時は恥ずかしさより痛みの方が勝っていました。
奥さんに後日この日のことを話すと、
「送ってほしいって言ってくれたら送ったよ。」
とのこと。
僕は察してほしいと思っていた。
奥さんは言われなかったから分からなかった。
ただそれだけのことだったのです。
この時も改めて思いました。
言葉にしなければ伝わらない。
育児中は特にお互い忙しく余裕もありません。
だからこそ思っていることは口に出して伝えることが大切なのだと感じました。
眼科で角膜に傷と診断
眼科へ着いたのは受付終了ギリギリでした。
診察室へ入り、先生に症状を説明します。
目を詳しく診察してもらうと、
「角膜に小さな傷ができています。」
と言われました。
さらに、
「長時間コンタクトをつけていたことや、レンズ自体に細かな傷が付いていたことなど、いくつかの要因が重なった可能性があります。」
と説明を受けました。
数日前に電車で吊り革が目へ当たったことも伝えましたが、それも一因になった可能性はあるとのことでした。
麻酔の点眼薬を入れてもらうとそれまでの激しい痛みは少しマシに。
目薬と軟膏、眼帯を処方され、
「コンタクトは最低一週間は禁止です。」
と言われました。
原因が分かったことで安心した反面、
「もっと早く受診していれば。」
という後悔もありました。
数日前から違和感はあったのです。
それでも、
「なんとか検査まで耐えてくれ。」
と思ってしまった結果、症状が悪化してしまいました。
一般的にはハードコンタクトは目に優しいと言われていますが、レンズ自体に傷が付いてしまえばその傷が角膜を傷つける原因にもなります。
ただハードコンタクト自体が悪いわけではありません。
長時間装着したことや、傷が付いたレンズを使い続けてしまった僕自身の使い方に問題があったのです。
コンタクトは正しい使い方を続けることが何より大切なのだと、改めて痛感しました。
一日中コンタクトをつけっぱなしだった
眼科からの帰り道、僕はこれまでの生活を思い返していました。
朝起きたらコンタクトをつける。
仕事中もそのまま。
帰宅後も外さず娘のお世話。
寝かしつけで一緒にうとうとしてしまうことも何度もありました。
電車通勤でも、座ると疲れから眠ってしまうことがあります。
その間もコンタクトはつけたまま。
布団へ入る直前まで外さない日も珍しくありませんでした。
夫婦二人だけで生活していた頃は、お風呂や仮眠の前には必ず外していました。
もちろん、
「コンタクトを外す時間すらない。」
というわけではありません。
外そうと思えば外せたはずです。
ただ、
「娘を寝かしつけてから外そう」
「あと30分だけ」
と後回しにすることが増え、その積み重ねが今回の結果につながってしまいました。
今振り返ると、
「少しぐらい大丈夫。」
そんな油断が積み重なっていたのだと思います。
コンタクト禁止生活と仕事
診察後に先生から、
「コンタクトは最低一週間は禁止です。」
と言われました。
僕は乱視が強く、矯正しても左右の視力に0.9ほど差があります。
普段よく見えている方の目が使えなくなると育児に大きな影響が出ました。
ミルク作りは目盛りが見えにくく、オムツ交換も娘のうんちがどの辺りについているかハッキリわかりません。
さらにお風呂も数日禁止だったので娘とのお風呂は奥さんが入ってくれることに。
目が見えにくいことによって、いろんな負担を奥さんにかけてしまうことになりました。
また仕事ではあらゆる文字が見えにくくなって、伝票も顔を近づけないと読めません。
ひとまずパソコンの文字サイズをできるだけ大きく設定しながら、何とか仕事は続けました。
時間が経つにつれて眼帯も少しずつずれて来るので、そのたびに付け直します。
普段なら何気なく終わる作業もいつもよりメチャ時間がかかりました。
「目が見える。」
それだけで仕事のしやすさはまったく違います。
また職場は少人数で回しているため急に休むこともできません。
だからこそ、
「健康で働くこと。」
その大切さを強く感じた一週間でもありました。
奥さんが泣いた夜
目を痛めて数日後の夜。
奥さんから、
「娘の鼻掃除をお願い。」
と頼まれました。
しかしその日は目の疲れがひどく、余裕がありませんでした。
僕は、
「できない。」
と答えました。
僕の中では、
「少し休んでからやる。」
という意味だったのですが、その言い方では伝わっていませんでした。
夕食の時から奥さんの様子が違うことには気付いていましたが、寝る少し前に奥さんに声をかけても変わらず。
最後に「おやすみ」を言おうと寝室へ行くと、奥さんが布団の中で泣いていました。
「どうしたの?」
と聞いても、
「何でもない。」
の一点張りです。
それでも話を聞いていくと、
鼻掃除を断られたことが、とても悲しかったと話してくれました。
もちろん鼻掃除だけが原因ではありません。
僕の体調不良、奥さんの寝不足、育児、家事、腰痛、ホルモンバランスの崩壊…。
「ダイスケ君は断ることができるんや。」
「私はそんなことできないのに。」
その日は一時間ほど話をして、奥さんはLINEでの文字を使いながらお互いの気持ちを伝え合いました。
「奥さんの立場に立って物事を考える余裕を完全に失っていた…」
もしあのまま話さずに寝ていたら。
夫婦のすれ違いはもっと大きくなっていたかもしれません。
話し合って気づいたこと
その夜はお互いに謝って眠りにつきました。
僕は自分の気持ちを伝えるより、まず奥さんの話を最後まで聞くことを意識しながら、
「あの時の ”できない” という言葉は ”鼻掃除はあとでやる” 意味で言ったんだよ。」
と、思いを伝えました。
言わなくても伝わる。
察してほしい。
そう思ってしまっていたのです。
でも育児中はお互いに余裕がありません。
「普段以上に言葉にして伝えること。」
それが本当に大切なのだと感じました。
夫婦だけで暮らしていた頃なら伝わっていたことも、育児が始まると伝わらなくなることがあります。
だからこそ、
話す時間をつくること。
相手の話を最後まで聞くこと。
それが夫婦関係を支える大切な土台なのだと思いました。
1週間ほどで回復
1週間経って久しぶりにコンタクトを付けて仕事をした時、
「こんなによく見えるんだ。」
と感動したのを覚えています。
文字がはっきり読める。
仕事がスムーズに進む。
それだけのことが、とてもありがたく感じました。
二週間ほど経つ頃には、ほぼ普段どおりの生活へ戻ることができました。
ただ一つだけ。
視界には今でも小さな黒い点が残っています。
先生からは日常生活に支障はないと言われていますが、もしかしたら傷の影響かもしれません。
それでも普段どおりに生活できるまで回復したことに、本当に安心しました。
角膜を傷つけて学んだこと
今回の出来事でコンタクトとの付き合い方を見直しました。
どれだけ忙しくても、
眠くなりそうなら外す。
帰宅したら早めに外す。
違和感があれば無理をしない。
当たり前のことですが、その積み重ねが目を守ることにつながります。
後日に奥さんからこんなことを言われました。
「目がおかしいと思った時点で娘は見ているから眼科へ行ってね。」
これくらいなら大丈夫、自分では思っていても家族からすればそうではありません。
無理をして悪化させる方が、結果として家族に大きな負担をかけてしまいます。
育児では子どものことを中心に考えがちです。
もちろんそれはメチャ大切なことです。
でも自分の健康を守ることも、家族を守ることにつながります。
「親が健康でいることも育児の一つ。」
そう改めて実感しました。
まとめ
胃腸炎に続き、角膜の傷。
二週連続で体調を崩したことで、仕事だけでなく育児や夫婦関係にも影響がありました。
今回の出来事を通して学んだことは2つあります。
1つ目は、思っていることを言葉にして伝えることです。
「察してほしい。」
「分かってくれるはず。」
そう思っていても、育児中はお互いに余裕がありません。
だからこそ、
「助けてほしい。」
「少し休ませて。」
「あとでやるね。」
そんな一言が夫婦のすれ違いを防いでくれるのだと思います。
2つ目は、健康でいることも育児の一部だということです。
体調を崩せば、自分だけでなく家族全員に負担がかかります。
だからこそ、自分の身体を大切にすることも親としての役割なのだと思いました。
もしこの記事を読んでいる方がコンタクトを使っているなら、少しでも目に違和感を覚えた時は、無理をせず早めに眼科を受診してください。
そして育児中のパパ・ママには、自分自身の身体も大切にしてほしいと思います。
家族みんなが元気で過ごせることが何よりの幸せなのだと、この出来事を通して改めて感じました。


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