娘が生後100日を迎えた頃、我が家ではお宮参りとお食い初めを同じ日に行いました。
初めての家族イベントということもあり、準備を始めた頃は分からないことばかり。
初穂料の書き方や着物選び、お店探しなど、一つひとつ調べながら進めていきました。
当日も予定どおりにはいかず、思わぬハプニングの連続。
それでも今振り返ると、「同じ日にやって良かった」と思える一日になりました。
この記事では準備から当日までの流れや、実際にやって感じたこと、これから同じように予定している方へ役立ちそうなことも含めてお伝えしたいと思います。
なぜお宮参りとお食い初めを同じ日にしたのか
一般的にはお宮参りは生後1か月頃、お食い初めは生後100日前後に行われます。
そのため、
「生後100日でお宮参りって遅くない?」
と思われる方もいるかもしれません。
実際には地域や家庭によって時期はさまざまで、生後100日前後にお食い初めと一緒に行う家庭も少なくないようです。
我が家も奥さんと相談した結果、この日に行うことに決めました。
理由は2つあります。
1つは本来のお宮参りの時期はまだ寒さが残る季節だったので、まだ小さい娘に長時間外にいてもらうのは負担になるかもしれないと思ったこと。
2つめはこの頃なら育児にも少し慣れ、落ち着いて準備できそうだったことです。
ネットで調べてみると、お宮参りとお食い初めを同日に行っている家庭も多く、
「これなら無理なくできそう。」
と思えたことも後押しになりました。
結果として祖父母も全員集まることができ、一度で思い出を残せたので良い選択だったと思っています。
初穂料準備での失敗談
初穂料をネットで確認すると大体5000円~10000円と書かれていました。
僕たちがお宮参りに行った神社は初穂料の案内がなかったので、10000円を包むことにしました。
娘の初めてのイベントなので、奮発しちゃおう!と思ったからです。
また新札かキレイなお札であれば良いのか迷いましたが、せっかくのお祝いなので新札を用意して包むことにしました。
そして封筒へ名前や住所を書いていると、
「あれ?」
住所を書き終わったところで違和感がありました。
よく見ると、旧住所の番地を書いてしまっていたのです。
慌てて新しい封筒へ書き直します。
ところが今度は、
「急いで書いたせいか字が汚い……。」
せっかく娘の初めてのお祝いです。
どうしても納得できず、結局もう一度最初から書き直しました。
思えば以前、お七夜(命名式)の時にも似たような失敗をしていて、
「普段書かない表書きや住所を書く場面は意外と緊張するものなんだなあ。」
と感じました。
この時は平日の早朝に書いていましたが、終わってから思ったのは、
「前日の夜か、休日に時間を取って書く方が絶対いい。」
ということです。
気持ちにも余裕がありますし、もし間違えても焦らず書き直せます。
着物レンタルが一番楽しかった
今回の準備で一番楽しかった時間は着物選びです。
最初は写真館で着物レンタルと撮影がセットになったプランも検討しました。
しかし料金を調べてみるとレンタルと撮影込みで2万円前後。
もちろんプロに撮ってもらえる魅力はあります。
でも、
「写真や動画は自分たちでも撮れるよね。」
という話になり、着物だけレンタルすることにしました。
いろいろなお店を比較しましたが、最終的には奥さんが見つけてくれたレンタルショップに決定。
料金は2日間で保険料・返送料込の7,800円ほどでした。
返却方法もとても簡単で、着払い伝票が付いており、引き取りに来ていただくヤマト運輸さんへ渡すだけ。
営業所に持っていかなくてもよかったのでとても助かりました。
返却する時には奥さんがスタッフさん宛にお礼の手紙も添えていました。
「少しでも感謝の気持ちを伝えられたらいいね。」
そんな気持ちで送ったようです。
こういうちょっとした心遣いができる奥さんは素敵だなと思いました。
模様に込めた想い
着物を見ていると、色や模様にはそれぞれ意味があることも知りました。
どの着物も素敵で迷いましたが、ふと奥さんのお義母さん、お義姉さん、そして奥さん自身が結婚式で着た着物はみんな水色だったのを思い出して、
「娘も水色を受け継いだら素敵なんじゃない?」
と提案しました。
すると奥さんも、
「それ最高!」
と大賛成。
こうして娘の着物は水色に決まりました。
レンタルショップでは水色の着物は一種類しかありませんでしたが、それも何かの縁だったのかもしれません。
将来娘が、
「どうしてこの着物にしたの?」
と聞いてくれた時には、
「おばあちゃん、おばさん、お母さんと受け継がれてきた色なんだよ。」
と伝えられると思います。
そう考えると、着物選びそのものが家族の思い出になりました。
お食い初めのお店探し
お宮参りの後は、そのままお食い初めを予定していました。
まず最初に考えたのは、
「どこのお店ならお食い初めをやっているんだろう?」
ということです。
調べてみると、
• 木曽路
• 和食さと
• かごの屋
など、意外とたくさんのお店が対応していることを知りました。
どこも利用したことがあるお店で、比較しながら夫婦で相談しましたが1つだけ譲れない条件が。
それは個室です。
娘はまだ生後100日。
授乳やオムツ替えもありますし、途中で泣いてしまうことも十分考えられます。
周りを気にせず家族だけでゆっくり過ごせるよう、個室は必須条件でした。
そして比較した結果、木曽路が第一希望になりました。
料理も雰囲気も好きなお店だったからです。
ところが近くの店舗には個室がありませんでした。
和食さとも調べましたが、希望日に個室は取れません。
そこで最終的に選んだのが、かごの屋でした。
個室があり、神社からも比較的近かったため移動時間も短く済みそうだったからです。
ネット予約しようとすると「空きなし」の表記が出ましたが、電話で連絡すると「空いている」とのことだったので、かごの屋に決定しました。
余談ですが、最初に電話連絡をした時の店員さんは「個室は空いていません」と言われたので広間を予約していました。
しかしお料理のコースを頼むときに改めて電話して、別の店員さんに人数の事情を伝えると
「個室が使えますよ」
と言われました。
おそらく乳幼児を「子ども1人」として予約していたので、6人席の個室が使えずに「空きなし」と言われてしまっていたのだと思います。(試しにネット予約で再度入力すると、6人だと「空きあり」7人だと「空きなし」と出てきました)
もしお店を予約する際は店員さんに人数の事情をきちんと伝えれば予約できる可能性があるので、直接電話で予約することをおすすめします。
結婚式をあげたグループ会社のお店もお食い初めを行っていた話
後になって知ったのですが、私たちが結婚式を挙げた式場のグループでもお食い初めのプランがありました。
「最初にそこも調べておけば良かったね。」
とお食い初めが終わってから夫婦で話して後悔しました。
これから探す方は結婚式を挙げた式場やホテル系列も一度調べてみると、行っているところがあるかもしれません。
当日のスケジュール
これから同日に予定している方の参考になればと思い、当日の流れを書いておきます。
時間
内容
10:05
自宅を出発予定
10:45
神社集合
10:50
受付
11:00
控室へ
11:05
娘の着替え
11:30
ご祈祷開始
12:00
ご祈祷終了
12:05
着替え
12:15
かごの屋へ移動
12:45
到着
13:00
お食い初め開始
15:00
終了
見た目は
「意外と余裕があるスケジュールだったな。」
と感じるかもしれません。
ただし…
予定通りにはいきませんでした(笑)。
お宮参り当日は想像以上に大変だった
当日は余裕を持って出発する予定でした。
ところが、娘のオムツ替えや授乳。
やっぱり赤ちゃん中心なので、予定通りには進みません。
30分前には着く予定だったのですが、それでも神社へ到着したのは10分前。
すでに僕の両親も、奥さんのご両親も到着して待っていました。
「ごめん、お待たせ!」
と言いながら控室へ向かいます。
ここからは本当にバタバタでした。
娘の着替えがスタート
控室では娘の着替えが始まりました。
普段着ない着物。
しかも当日は25℃を超える暑さ。
娘も暑かったのでしょう。
着替えが始まると、
「ふぇぇぇぇーーーん!」
と大泣き。
奥さんが抱っこしてあやしたり、
僕の母とお義母さんが奥さんに縁起物を付けたり、
みんなで協力しながら準備を進めます。
お宮参りでは、犬張り子やでんでん太鼓、扇子、紐銭など思っていた以上に身につける物がたくさんあります。
3人で
「あれ?これどこにつけるんだっけ?」
と少し苦戦していました。
ちなみに一緒にお宮参りを行ったご家族の様子を見ると、比較的シンプルな装いだったので、
「うちは結構豪華にしているんだなあ。」
と感じたのを覚えています。
そして事件は僕に起きた
その頃僕はというと、動画撮影の準備をしていました。
娘が着替えている様子も思い出として残したかったからです。
ところが。
ネクタイがうまく結べません。
「あれ?できない。」
「きれいな三角になれへん…。」
普段スーツを着る仕事ではないので、気が付けば15年近くネクタイを締める機会がほぼありませんでした。
久しぶりに締めようとしたので、まったくうまくいきません。
見かねた父が、
「貸してみ。」
と言って結ぼうとします。
しかし、
「あれ? うまくいかへん。」
父も久しぶりだったようで苦戦。
続いてお義父さんも挑戦。
ところがお義父さんも、
「あれ?こんなんやったかな?」
と苦笑い。
最終的には何とかお義父さんが結んでくれました。
三人がかりでネクタイ一本。
今思い返しても笑ってしまいます。
その間に娘の着替えは終わってしまい、撮りたかった動画は撮れませんでした(笑)。
想像以上の暑さ
この日は気温が25℃を超えていて、汗が止まりませんでした。
娘用のタオルは持ってきていましたが、
自分たちの汗を拭くタオルはありません。
「しまった…。」
と後悔しました。
神社の建物の中は涼しかったので助かりましたが、
外へ出るたびに汗が噴き出します。
暖かい時期にお宮参りをされる方は、
大人用のタオルも必ず一枚は持っていくのがおすすめです。
赤ちゃんにも使えますし、本当に役立ちます。
ご祈祷終了
こうしてドタバタしながらご祈祷をしてもらい、式自体は無事に終わりました。
始まる前は娘もワンワン泣いていましたが、式中は落ち着きを取り戻して泣き止んでいました。
ほっと一息つきながら着替えも終え、
「次はお食い初めだね。」
と、みんなで車へ向かいます。
この時はまだ次のお店でもハプニングが待っているとは思ってもいませんでした。
続きを読む: お宮参りとお食い初めを同時に行った感想と反省 ~準備から当日までのリアル体験談~お食い初めでもまさかのハプニング
神社でのお宮参りを終え、そのまま家族みんなでかごの屋へ向かいました。
これでようやく一息つける。
そう思っていたのですが、ここでも予想外の出来事が続きます。
駐車場が満車
神社から移動してお店へ到着。
予約をしていたのですんなりとお店に入れるとおもいきや、今度は駐車場が満車というハプニング。
「えっ、満車!? ショック…」
土曜日ということもあってか想像以上の混雑です。
先に到着して駐車できていた両親には店内で待ってもらい、僕たち家族は駐車場が空くまで待機することになりました。
ようやく車を停められた頃には、娘も少しぐずり始めます。
ちょうどオムツ交換のタイミングでした。
奥さんが手際よく交換してくれている間、
「いろいろ予定どおりには進まないな。」
と思わず心の中で笑ってしまいました。
でも今思えば、それも娘とのいい思い出です。
お食い初めがスタート
10分ほど待っていると駐車場が空いたので、ようやくお店へ入りお食い初めが始まりました。
なんだか両家で談笑しながら座っていると、
「これぞ、家族イベントって感じだなあ。」
と思いました。
今回のお食事代は、
大人6名で28,730円。
決して安くはありません。
でも娘の大切な節目。
祖父母みんなで同じ時間を過ごせたことを考えると、私たちにとっては十分価値のある時間でした。
10分後にはミルクタイム
お食い初めが始まって、10分ほどすると、
娘がミルクの時間になりました。
「よし、ここはパパの出番!」
そんな気持ちでミルクを作ります。
でも…
両親4人に見守られながら作るミルクは、思った以上に緊張します(笑)。
「ちゃんとできるかな。」
「あれ?お湯を先に入れる方が格好がつくかな?」
普段なら普通にできることでも、みんなに見られていると妙に焦ります。
それでも娘はしっかり飲んでくれて、ひと安心。
心の中では、
「パパ、ミルク作りの試験に合格しました!」
とこっそり思っていました。
家族みんなで笑った時間
お食い初めの儀式では、お義母さんが娘の口元へ料理を運んでくれました。
すると、何度か少しだけ料理が口に触れてしまいます。
それを見たお義父さんが、
「口につけたらあかん言うてるやん(笑)」
とツッコミ。
部屋中が笑いに包まれました。
そのやり取りを見ながら、
「これで娘も家族になったんだな。」
と改めて感じました。
こういう何気ないやりとりが一番思い出に残るものなのかもしれません。
ビデオ撮影して本当に良かった
今回一番やって良かったこと。
それは動画撮影です。
昔から動画を撮ることが好きだったので、
「今日の出来事はできるだけ残そう。」
と決めていました。
三脚を立て、料理が運ばれてくる前から撮影スタート。
食事の様子だけではありません。
みんなの会話。
笑い声。
娘の表情。
祖父母の何気ない一言。
全部そのまま残りました。
家族の中で誰か一人がカメラマンになることで、その日の空気を後から振り返ることができます。
お子さんが大きくなったときに、
「こんな風に当日の出来事はあったんだよ。」
と見せられるので、ぜひみなさんも動画を撮れるなら撮ってくださいね。
動画でお宮参りとお食い初めをもう一度楽しめた
帰宅したその日の夜。
晩ご飯を食べながら、さっそく動画を見返しました。
すると、
「私たちが話している時、お父さんたちはこんな話してたんや。」
そんな発見がたくさんありました。
写真では絶対に分からないことです。
例えば…
僕の父がメロンソーダを見ながら、
「昔、お母さんと飲みに行ったなぁ。」
と言うと、
母がすぐに、
「私、一回も行ってないで?」
と真顔で返します。
「えっ?」
と焦る父。
部屋中が大笑いになりました。
そんなやり取りまで全部残っています。
今見ると本当に面白い思い出です。
娘はこの日のことを覚えていないでしょう。
でも何年後かに、
「これがお食い初めの日だったんだよ。」
と動画を見せながら話せる日が来ると思います。
その時、
祖父母がどんな顔で笑っていたのか。
僕たち夫婦がどんな会話をしていたのか。
今回のイベントは僕にとって宝物になりました。
やって良かったこと
お宮参りとお食い初めを終えて、
「これはやって良かったな。」
と思えたことがいくつかありました。
1つ目は着物選びを夫婦でじっくり話し合えたことです。
「どんな模様にする?」
「どんな意味を込めたい?」
そんな会話をしながら選んだ水色の着物。
将来娘が、
「どうしてこの着物だったの?」
と聞いてくれた時には、
家族の想いも一緒に伝えられると思います。
2つ目は一か月ほど前から準備を始めていたこと。
育児をしていると、予防接種や健診、マンスリーフォトなど予定が次々に入ってきます。
だからこそ早めに動いておいて本当に良かったと思いました。
3つ目は個室を選んだこと。
赤ちゃんは途中で泣くこともありますし、授乳やオムツ替えもあります。
個室では周りを気にせず過ごせたことで家族全員がゆっくり食事を楽しめました。
最後に両家の祖父母が本当に喜んでくれたこと。
その様子を見られたことが、僕にとって嬉しい思い出になりました。
反省点
もちろん反省点もたくさんあります。
まず一番はネクタイです(笑)。
普段スーツを着ない方は必ず前日までに一度練習しておくことをおすすめします。
僕は完全に油断していました。
まさか父とお義父まで巻けなくなるとは思いませんでした(笑)。
2つ目は暑さ対策。
娘用のタオルは持っていましたが、大人用のタオルを忘れていました。
汗拭き用として一枚あるだけでかなり快適だったと思います。
飲み物も少し多めに準備しておくと安心です。
3つ目は婚式場系列も調べること。
終わってから結婚式を挙げた式場グループでもお食い初めプランがあることを知りました。
もし結婚式を挙げたホテルや式場があるなら、一度確認してみると意外な発見があるかもしれません。
そして最後は時間には余裕を持つこと。
僕たち夫婦は昔から少し時間ギリギリになりがちです(笑)。
今回は30分前に着く予定でも、オムツ替えやミルクで予定は簡単に変わりました。
赤ちゃんとの外出は、
「予定どおりにいかない。」
くらいの気持ちで動く方が安心だと思います。
これから同日に行う方へのチェックリスト
僕が実際に準備して感じた、
「これは事前にやっておいて良かった。」
と思うものをまとめます。
初穂料を準備する (できれば新札)
初穂料の封筒を書いておく
神社の予約を済ませる
お食い初めのお店を予約する
個室が必要なら電話でも確認する
ネクタイを締める練習をしておく
タオルを2枚以上持っていく
オムツ・おしりふき・着替えを多めに準備する
ミルクセット(哺乳瓶・お湯・キューブミルクなど)を忘れない
着物、縁起物(でんでん太鼓、犬張り子、扇子、紐銭、etc…)を準備する
モバイルバッテリーやカメラの充電を確認する
カメラの三脚を持っていく
動画を撮るなら予備バッテリーもあると安心
そして何より赤ちゃんのペースを最優先に考えること。
これが一番大切だと思います。
まとめ
今回のお宮参りとお食い初めは、失敗もたくさんありました。
初穂料を書き間違えたり、
ネクタイが結べなかったり、
暑さで汗だくになったり、
予定どおりには中々進みませんでした。
でも、その失敗も含めて家族らしい一日だったと思います。
娘自身はきっとこの日のことは覚えていません。
それでも祖父母みんなが笑い、夫婦で協力し、家族全員で娘の成長をお祝いできたこと。
それは僕にとって一生忘れられない思い出になりました。
もしこれからお宮参りとお食い初めを同じ日に行おうか迷っている方がいるなら、赤ちゃんの体調や家族の予定に合わせて無理のない形で計画すれば同日に行うのも十分選択肢の一つだと思います。
そして、できれば写真だけでなく動画も残してみてください。
数年後に見返した時、きっとその日の笑い声や空気まで思い出させてくれるはずです。
家族が増えて初めて迎えた大切な節目。
僕にとってお宮参りとお食い初めは「行事」ではなく、家族としてのスタートを改めて実感できた一日になりました。


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